JFA FUR DESIGN CONTEST 2017
– 活かそう自然からの贈り物 –
グランプリ
近藤 雄元 Yugen Kondo
名古屋ファッション専門学校
近未来を描くSF映画にインスパイアされた。AIやロボット、科学技術が進んでも、今在る物を尊重し互いに成長すべきだと感じた。機械的な要素と有機的な毛皮の要素をドッキング。未来へ向かう防護服を提案します。
素材:シャドーフォックス/ブルーフォックス(saga furs®)、レッキスラビット
サガ・ファー賞
森岡 祐衣 Yui Morioka
大阪モード学園
女性が最も輝く瞬間、それは素材の中で最も高価だと言われるファーを纏う時。まだまだ非日常、遠い存在であるファーをもっと身近に感じてもらうためリバーシブルでカジュアルに着ることができるアイテムを提案。ファストファッションが進む若者にも、もっとファーを日常に取り入れてもらいたい。
素材:シャドーフォックス(saga furs®)
アメリカン・レジェンド賞
原田 一輝 Kazuki Harada
杉野服飾大学
インスピレーション源は「ベルリンの壁」、そしてその崩壊をデザインした。その壁に描かれた絵や文字から伝わる平和を願う人々の温かな思いを自然界の素材である毛皮で表現する。また、この壁の絵や文字が明るい未来を指しているように、この服が未来への希望を与えられるような服になって欲しいと願う。
素材:ブルーフォックス(saga furs®)、ミンク(Kopenhagen Fur®)、レッキスラビット、ヌートリア
NAFA賞
小野 大樹 Daiju Ono
大阪モード学園
国内や国外をとわず不協和音が感じられる世の中に異議をとなえる。
素材:シルバーフォックス/ブルーフロストフォックス(saga furs®)、ダークミンク(American Legend®)、パールミンク(Kopenhagen Fur®)、シルバーフォックス
コペンハーゲンファー賞
坪井 茜 Akane Tsuboi
文化服装学院
この地球に生まれてはじめて着た服。ベビードレス。やさしく、あたたあかく包み込んでくれる。そのやさしさとあたたかさは、年を重ねるほどに大切だと思う。周りの人から愛情を受けた分、その愛情を子孫にも注げるように。もう一度思い出してほしい。自分がこれから生まれる子孫のために、何をしてあげるべきなのか…。
素材:シャドーフォックス(saga furs®)、チベットラム、レッキスラビット
HKFF賞
伊藤 香苗 Kanae Ito
名古屋モード学園
画家グスタフ・クリムトが残した傑作より。直線的な構成のあるアールヌーボー様式と自然の生命感を感じさせる有機的形態を柄に落とし込み繊細で大胆なリアルクローズを提案。
素材:ブルーフォックス/シャドーフォックス/シルバーフォックス/ブルーフロストフォックス(saga furs®)、レッキスラビット
入選作品
高橋 実乃里 Minori Takahashi
北海道文化服装専門学校
持ち主に幸せを運んでくれるという「ケサランパサラン」をイメージし丸さや柔らかさを毛皮で表現しました。また、毛皮を使い細い柄を表現したかったのでペイズリー柄やストライプ柄をデザインに入れました。
素材:チキャンラム、チベットラム、ミンク(Kopenhagen Fur®)
阿部 剛丸 Takemaru Abe
宮城文化服装専門学校
海外の企業が利便性向上の為、従業員の体内にマイクロチップを埋め込むという事象が着想源。今回は手に埋め込むという事例であるが、この先利便性を追求するあまりサイバー問題に関わる機械の埋め込みが体を徐々に浸食していくのでは、という先進的な機械技術に対する懸念を対極とも思える自然からの贈り物の毛皮で表現する。
素材:ブルーアイリスミンク、サファイアミンク、シェアードミンク、レッキスラビット、シール
中村 葉月 Hazuki Nakamura
上田安子服飾専門学校
女性らしいシルエットを意識しデザインしました。毛皮独特のグラマラス、セクシー、ワイルドさだけでなく、そこに”スポーティ”を落とし込み新しい毛皮の形を表現しました。最近流行りつつあるスポーツリュクスも意識し、一見ミスマッチに見える色合いもあえて主張し合う色を選ぶ事でシンプルな形にインパクトを持たせました。
素材:フィンラクーン、ブルーフォックス(saga furs®)、レッキスラビット
水野 巧 Takumi Mizuno
名古屋モード学園
モザイク処理からインスピレーションを得た。見せられないものを覆い隠す。又は個人情報を守る為のモザイク処理を、毛皮のパッチワークを用いたミリタリー調のコートに、警戒色である黄色を散りばめて具現化。
素材:レッキスラビット
大谷 純 Jun Otani
中部ファッション専門学校
空と雲をバックに、大地から成長していく「花」を表現しました。
素材:カルガンラム、ボレゴラム、アメリカンラクーン、シャドーフォックス(saga furs®)
笹野 裕太 Yuta Sasano
中部ファッション専門学校
ショーウィンドウに飾られたキラキラ輝く宝石箱の様なバッグは、見る人をワクワクさせ華やかな気持ちにしてくれる。現在、明るい世の中とは言え無い中で、着る人もそれを見た人も華やかな気持ちにしてくれるドレス。そんな願いを込めてデザインしました。
素材:ミンク(saga furs®/Kopenhagen Fur®)、レッキスラビット、ブルーフォックス(saga furs®)
白川 恵 Megumi Shirakawa
中部ファッション専門学校
女性の温もりや安心感を毛皮の柔らかさとピンクで表現し、4色のチェック柄や角張ったショルダーラインで視覚に変化を、毛足の長さを変えることで触覚に変化を与え、社会進出し、自立しつつある現代の女性の強さや、多様性を表現しました。
素材:ミンク(Kopenhagen Fur®)、レッキスラビット
上原 唯 Yui Uehara
文化服装学院
自然と言われて1番最初に思い浮かんだものが木でした。自然の象徴といえば草木などの植物ではないでしょうか。私たちが未来に残しておきたい大切なものです。その大切なものをキーワードに、自然の力強さや、温もりを、毛皮にハーデン加工を施し自分なりに表現しました。力強く優しい自然に包まれたくなるようなイメージで製作しました。
素材:ブルーフォックス(saga furs®)
渡辺 萌 Moe Watanabe
大阪文化服装学院
「メメント・モリ」テロや災害で明日も分からぬ中、改めて生きることの大切さを知った。もっと自分を好きになろう、その為に自分の好きなことをして生きていこうという提案。私の「今」と「好き」を詰め込んだ。
素材:ホワイトフィンラクーン(saga furs®)、レッキスラビット、チベットラム
近藤 圭 Kei Kondo
東京モード学園
油絵からインスピレーションを受けています。油絵の持つ独特のガサガサ感を染色で表現し、油彩具の重なりを、自分の好きな色に染め上げたミンクの毛で立体的に縫い付けて表現しました。白紙を意味する人間に着せることによってこの、油彩画は完成します。
素材:マホガニーミンク(Kopenhagen Fur®)/ウィーゼル
五十嵐 ゆり Yuri Igarashi
東京モード学園
深海に住む魚たちからインスピレーションを受けてデザインしました。発色の良いカラーと歪な形の深海魚をスポーティなカジュアルウェアに落とし込み、ゴージャスで日常的に着づらいイメージのファーをポイント使いすることで派手になりすぎず、普段から着てほしいという思いをデザインしました。
素材:シルバーフォックス/シャドーフォックス/パステルミンク(saga furs®)、カシミヤゴート、レッキスラビット、キッド、カルガンラム、ゴート
山本 将司 Masashi Yamamoto
東京モード学園
カラビーヤウ空間。私達のいる時間+空間の1次元+3次元=4次元の世界とは別の6つのドーナツ型の次元からインスピレーション。そして、2つの世界を混ぜた時、男と女、白と黒、光と闇は逆転せず2つの性質を手に入れる。そこには無限の可能性が存在し、愛と宇宙そのものとなる。
素材:ブルーフォックス/シルバーフォックス/シャドーフォックス/ホワイトフィンラクーン/ホワイトミンク(saga furs®)、ゴート、レッキスラビット、ムートン
高橋 美紀 Miki Takahashi
東京モード学園
ストリートカジュアル、アメカジなどからインスピレーションされて、デニムと90’s風カラーを取り入れてみました。オーバーサイズニット風ジャケットは、表から見るとニットのように見えます。えりからぶらさがってる3本でささえている服はオフショルダーのジャケットのように見えます。
素材:ブルーフォックス/シルバーフォックス/シャドーフォックス(saga furs®)、ブルーアイリスミンク(American Legend®)
芝 一起 Kazuki Shiba
神戸ファッション専門学校
柔らかいファーを力強く表現することを意識しました。色使いや配色だけでなく、ねじったりなどしてより強く表現しました。
素材:ベビーラム、フィンラクーン(saga furs®)、ラビット、天津ラム