JFA FUR DESIGN CONTEST 2011 – 地球に優しい毛皮のある生活 –
グランプリ
青野 圭佑 Keisuke Aono
東京モード学園
コンセプトは「南国にファーを使ったファッションスタイル。」横に広がっていくフォルムに何重にも重なっているフードがポイントです。全体的に重なりをイメージし、ファーの新しい魅力を引き出します。北欧の伝統と南国のスタイルを組み合わせ、新しいファッションスタイルを提案します。
素材:シルバーフォックス、ブルーフォックス
準グランプリ
崔 知永 Sai Chiyon
大阪モード学園
入組んだ曲線と絶妙なカラーバランスから成り立っている自然の力が生み出した芸術作品のようなスズメバチの巣は外気との断熱効果があり、一定の温度を保つのに都合がよい。そんなスズメバチの巣の構造と毛皮の特性を活かし、電気やガスがなくても自然の力で暖かく過ごせるウェアを提案。節電効果でより地球にやさしく♪
素材:レッキスラビット、カラクルラム
REMIX2012 Finalist
サガ賞
村上 文子 Fumiko Murakami
上田安子服飾専門学校
銀河の、渦巻き状になっている形からデザインを考えました。数百億から数千億の星が重なり、まとまってできているこの天体の、現代ではまだ未知数な宇宙に存在する未知なる美しさを表現しました。銀河の優しくつつみ込むように放つ光のイメージをファーのドレスと一体化させます。
素材:ブルーフォックス、ミンク
アメリカン・レジェンド賞
竹中 ちひろ Chihiro Takenaka
大阪モード学園
みの虫をテーマにファーコートをデザイン。大きいカラーをポイントに何枚にも重なった葉っぱをイメージして、コクーンシルエット風に。全身ファーを使用するがコンパクトにまとめることと、所々ついているボタンを外すとバッグとして使用できたり動きをみせる事もできる。
素材: ミンク(マホガニー・パステル)、オッター
HKFF賞
森兼 香織 Kaori Morikane
中部ファッション専門学校
全体を丸いシルエットにし、切替えと、異なる種類のファーを組合わせデザインしました。前後は切替えやレイヤード、二色のラビットをツイストし、配色を変えたものを組み合わせ、色のグラデーションにしました。前は、マフラーのチベットラムからラビット、カルガンラムへの毛の長さのグラデーションを施しました。
素材: ブルーフォックス、ラビット、カルガンラム、チベットラム
JFA賞
古川 綾乃 Ayano Furukawa
北海道文化服装専門学校
ランダムな三角形の切り替えを入れることで毛皮に面白い立体感を持たせました。ゆったりとしたシルエットで、毛並の方向が違う楽しさや、毛皮が持つ色の濃淡の綺麗さを表現しています。牛革をアクセントとし、全体に統一感を与えました。
素材: タヌキ(チャイニーズラクーン)
入選作品
寺澤 柚香 Yuka Terazawa
名古屋学芸大学
いろいろな動物の毛を赤や黄、緑、紫といった色を使って多様な雰囲気が出せるようにしました。ふわふわとした手触りで保温性のある斬新なワンピースをデザインしました。人類史上最古の服と言われる毛皮で、自然からのヒントを利用し、鳥の巣のような形をイメージした。
素材: フォックス、ラクーン
後藤 亜衣子 Aiko Goto
名古屋学芸大学
毛皮を使って、羽毛を表現する。ヤマセミは冠羽を特徴とする鳥のため、冠羽をメインにしたデザインにした。人間が髪をワックスなどで固めるように、毛皮も固めたような印象を持たせて表現する。また、毛足をカットすることで、ヤマセミの胸あたりと羽、冠羽の毛の質の差をだし、メリハリをつける。
素材: ホワイトフォックス、シャドーフォックス、タヌキ(ホワイトラクーン)、タヌキ(フィンラクーン)、ブルーフォックス
一ノ瀬 弥希 Miki Ichinose
東京モード学園
大きくてゴージャス感、大人の雰囲気を出しながら、ふっくらぽんぽん、ゆきんこのようなシルエット。衿、おしりはハートの型、リスをイメージしました。タテ、ナナメに染色で黒のしまを入れ、流れるようなラインを強調して、美しく見えるようにしました。白と黒、2色のみの、はっきりとした色づかいです。
素材: ブルーフォックス、ラビット、チベットラム
野口 慎太郎 Shintaro Noguchi
東京モード学園
テーマは、「靡く五線譜」。毛皮の流れと、五線譜の流れを調和させた作品です。長めの毛に対し、ファスナーを使用して。五線譜を表現し、毛皮素材ならではの立体感を出しています。その他、毛足の長さを調整して、長い所と短い所、強弱をつけた、毛皮とファスナーを融合したワンピースです。
素材: ブルーフォックス
古澤 由惟 Yui Kozawa
名古屋学芸大学
とにかくファーのボリューム感を最大限に活かしたものにしたかったのでイメージは力強く大きいバッファロー。上半身のボリュームを異常に大きくし、下はレザーパンツのみでタイトにする事で見る人に威圧感を与えるような、そして同時に非現実的な気分になるようなデザインにした。色は白とグレーのみで構成。
素材: シャドーフォックス、ブルーフォックス、タヌキ(チャイニーズラクーン)
林 由梨 Yuri Hayashi
名古屋モード学園
太陽の力とその影響を受け生存する生命体をイメージしました。毛足の長いファーと短いファーを使用しアクセントをつけ、表情豊かでアクティブな、メンズらしいプルオーバーをデザイン。放射状に開いたファーをねじりながら身頃にそわせ太陽を表現しています。首元のボリューム感もポイントです。
素材: ロシアンリス、チベットラム、ブルーフォックス、シルバーフォックス、ブルーフロストフォックス
金川 侑加 Yuka Kanagawa
一般
自然と人間の共存、人工的な塩化ビニールと天然の毛皮が織り成す不自然さからのアプローチ。一見すると違和感が生じる組み合わせだが、異素材から生まれる新鮮さを提案する。人間がいくら押さえ込もうとしても、自然の力を留めておくことはできない。溢れ出てくる自然の躍動感をファッションを通して表現する。
素材: チベットラム、カルガンラム
佐藤 伶奈 Reina Sato
北海道文化服装専門学校
オスの孔雀の羽が広がった時の優雅さ、アーティスティックで女性的な感じを色とシルエットで表現してみました。
素材: ブルーフォックス
帆谷 紗央里 Saori Hotani
神戸ファッション専門学校
大きなリング状になったファーを編み、ボリュームがありながらもニットの様な柔らかい風合いと軽さを表現します。編む事で毛並みに動きを与え、動きによって陰影感が表われます。リングにたっぷりと長さを持たせる事で、ねじったり肩にかけたり、色々な着方が出来る様に考えました。
素材: フォックス、ウィーゼル
小林 望美 Nozomi Kobayashi
愛知文化服装専門学校
ラビットの優しい手触りと温もりを生かし、たっぷりとドレープを寄せることで上品に仕上げました。ケープをフォックスにすることで軽い印象をもたせました。
素材: ブルーフロストフォックス、ラビット
加藤 雪子 Yukiko Kato
愛知文化服装専門学校
日本人としての美徳「足るを知る」と言う言葉からインスピレーションを受けました。足ることを知る人は不平不満を持たず、豊かな生活が出来るといいます。謙虚が故に得ることが出来る新しい「豊かさ」をファーを使い表現しました。
素材: パステルミンク
鶴留 愛 Ai Tsurutome
大阪モード学園
何層にもなった年輪の曲線を毛足の長さの違う毛皮を使用し、切り替えを作り表しました。年輪のように一層一層が生命を表すような、力強い重みのあるウェアで、女性らしいシルエットとファーで人の生命の複雑さや、時間の流れをデザインしました。
素材: ラビット、ブルーフロストフォックス、リス
古内 翔平 Shohei Furuuchi
一般
人の手には、包み込むような優しさや温もりがあります。そこからインスピレーションを得てデザインに落とし込みました。また、刈毛と刺毛で毛足の長さを変えることでより立体的なフォルムを表現しています。
素材: ラビット、ウィーゼル
工藤 萌 Moe Kudo
杉野服飾大学
テーマは「再生」。古布を紐状にしたものを使用して新たな生地をつくり出す「裂織り」の技術を毛皮に応用することで、新しい毛皮の風合いや表現を生み出す。また、現代衣服に伝統の技術を落とし込むことで、日本の伝統を未来に伝える。
素材: レッキスラビット、シルバーフォックス、ゴート
ファッション雑貨部門
熊谷 美衣子 Miiko Kumagai
杉野服飾大学
みつあみをイメージして製作しました。毛皮でみつあみを表現するのはむずかしい所もありましたが、みつあみっぽくみせるだけではなく、みつあみで編んで仕上げることにこだわって製作しました。ボリュームと長さもギリギリまで出せるように頑張りました。色合いもとってもいい感じに仕上がりました!
素材: タヌキ(チャイニーズラクーン)
加藤 杏菜 Anna Kato
東京モード学園
サスペンダーとポンチョが一緒になった新しいアイテムをデザインしました。サスペンダーのひもの部分にあたるところを毛色の異なったファーを使い、三つ編みにしました。又、後のポンチョの部分は毛の短いファーで編みこむことにより全く新しいビジュアルを楽しむことがで出来るようにしました。
素材: ブルーフォックス、ラビット
宮澤 廣亨 Hiroyuki Miyazawa
東京モード学園
今回のテーマが、「地球に優しい毛皮のある生活」とおしゃれで人をホッとさせる靴のデザインを融合させました。誰もがほほえむカワイイトイプードル犬をモチーフにして、セレブ感を出す為にカルガンラムを使用しました。人は犬を見るとやさしくなる気持は地球をやさしくするだろうと思いデザインしました。
素材: カルガンラム
松本 美麗 Mirei Matsumoto
東京モード学園
ファーのはぎれをつなぎ合わせて、色々な色が混ざっている立体感のあるハットをデザインしました。ラビットファーとミンクファーの素材感と、ハットの形でエレガントさを表現しました。
素材: ラビット
黒木 千里 Chisato Kuroki
東京モード学園
このアクセサリーをつけるだけで、シンプルなコーディネートもゴージャスになるようデザインしました。ゴールドのチェーンと艶のある毛皮で高級感を表現しました。首周りだけでなく、肩にまで広がるアクセサリーです。
素材: シルバーフォックス、ブルーフロストフォックス、ゴールデンアイランドフォックス
比屋定 唯 Yui Hiyajo
琉球大学
テープ部はシートベルトをまたヒール部のごつごつ感はタイヤを表現しました。人間文化から生み出された毛皮と人類文明から生み出された車素材のコンビネーションから文明と文化の共生を見出したデザインにしました。
素材: ミンク
中島 優衣 Yui Nakashima
岐阜県立大垣桜高等学校
帽子の耳の部分は、マフラーのように巻いて使えるし、同じ色で統一してしまうと飽きてしまうので、マフラーの部分はグラデーションの毛皮にしました。更に猫耳のようなものを付けることでユーモア感やかわいらしさも表現しました。カラフルなのでとても目立ち、活発なイメージも出せます。
素材: ブルーフォックス、シャドーフォックス、ブルーフロストフォックス、ラビット
水上 佳代 Kayo Mizukami
一般
色々な着こなしができるストール。チェーンのようにはいだことで、かぶる事も巻くこともできる。色々な毛皮を使う事で、毛皮の豊富な色合いを楽しみたい。カジュアルにも、フォーマルにも使えると思う。
素材: シャドーフォックス、ブルーフォックス
岡村 あおい Aoi Okamura
専門学校ファッションカレッジ桜丘
優しい陽光の降り注ぐなか、優しい毛皮に護られて森の中を散策しているイメージです。陽光をオレンジ色、森と豊かな自然を緑のビーズを用いて表現しています。傘のシャフトと持手には一本の木材を使用し、よりナチュラルな印象に、ブーツは折り返して丈の調節ができるよう、使い易さとデザイン性を追求しました。
素材: ラビット