JFA FUR DESIGN CONTEST 2003 – FURTOPIAN~触れ愛 –
グランプリ・サガ賞
柴田 早友里 Sayuri Shibata
常磐女学院
毛をあみこみ、歩くことで動きを出しました。フォックスを使うことで、自然のきびしさや優しさを出しました。
素材: レッドフォックス
優秀賞
近松 一海 Kazuumi Chikamatsu
フリーランス
ベビーラムにニードルパンチで刺繍し、リバーシブルとしても着用できるように作ります。日本の“和”をイメージしました。
素材: ベビーラム
尾関 一輝 Kazuteru Ozeki
名古屋服飾専門学校
ファー素材でパンツをデザインしました。オレンジ色と茶系のフォックスファーをテープ状に裁断し、ボーダー柄にして、段差をつけながら、ボリュームを出します。トップスは、タンクトップにして、新しいスタイルを提案しました。
素材: レッドフォックス、ラビット、マスクラット
前原 弘隆 Hirotaka Maehara
文化服装学院
まず、カジュアルに、街で着れるという事を考え、気軽に毛皮と付き合うという思いでデザインしました。この作品は、皮革と毛皮を組み合わせた服です。加工としては、毛の部分をモヒカンファーみたいにツンツンと立たせてカッコよくキメた作品です。
素材: タヌキ
渡辺 麻美 Mami Watanabe
名古屋モード学園
今、話題のつなぎ、そして、私達に必要な道路、家などを築き上げてくれいている工事現場の人々も愛用しているこのつなぎをあたたかなファーで作るという“つつみこむ”をテーマにかきました。高級感のあるファーを、動きやすく、愛されているつなぎで表すことがないようりものアピールポイントです。
素材: マーモット
廣川 真紀 Maki Hirokawa
名古屋モード学園
フワフワのファーとレザーを縫い合わせて模様を作ったAラインのワンピースです。
素材: チベットラム
サガ・ファー賞
蔵 真利子 Mariko Kura
杉野服飾大学
フォックスやミンク、スワカラなどの毛足の異なるファーをタテにはいで、ピンストライプの布をつくる。その布をタテやヨコにはぎあわせて制作するジャケットとパンツです。
素材: フォックス、シェアードミンク、スワカラ
アメリカン・レジェンド賞
朴 美貞 Mijung Park
東京モード学園
体の中に、ニットを入れて、横向きの方向につける。
素材: フォックス
入選作品
綿谷 充正 Mitsumasa Wataya
東京モード学園
デザインポイントは身頃と袖に付いたベルト。ユニオンジャックをイメージして、ユニバーサル性を表現しました。シルエットは細身で、毛皮の厚さを少なくしたデザイン。
春日 貴徳 Takanori Kasuga
文化服装学院
-共存-高級なものと比較的安価なもの、毛足の長いもの短いもの、毛皮といっても多種多様ですが、今回は、それらの境界を取り払って、パッチワークとして、コラージュしたものを提案したいと思います。
松下 裕介 Yusuke Matsushita
東京モード学園
基本はシルバーフォックスの毛で、所々の毛を薄い紫色や緑色、オレンジ色などに染めて、動きを出す。フォルムはほぼワンピースに近いが、毛のボリューム感を目一杯出したいので、ハイウエストのワンピース。
齊藤 浩介 Kosuke Saito
桑沢デザイン研究所
色抜きしたデニムとラビットファーを組み合わせて、ハードとソフトが一体化した服を考えた。それぞれ全く異なった材質の素材を使って、互いに協調しながらもバランスの取れた服としてデザインできた。
松本 健治 Kenji Matsumoto
大阪モード学園
サブテーマを触れ愛の輪としました。たくさんの種の毛皮を組み合わせパッチワーク風に仕上げ、若い世代をターゲットにカジュアルさを出し、古着などとミックスした感じのコーディネートができるといいです。
柏木 佳明 Yoshiaki Kashiwagi
マロニエファッションデザイン専門学校
毛足の長いファーを2段に染める。毛皮が折れて奥の方の色が見える。服の動きによって、2段に染めた色に変化する。
三田村 奈津江 Natsue Mitamura
東京モード学園
「FURTOPIAN-触れ愛」という事で、地球にやさしいオーガニックコットン+ムートンを使用し、カラーも人間の肌色に近いもので一体化(触れ愛)を表現しました。人間も動物も植物もみな共存し合いながら平和な世界でありますように・・・。そしてきれいで豊かな地球のために、人間は新たに地球環境を見直していかなければならない。
服藤 かおり Kaori Hrafuji
大阪モード学園
カワイイ感じに仕上げました。
松浦 純 Kiyoshi Matsuura
名古屋モード学園
豊かな地球というのは平和な世界でなりたっているもの、自分だけではなく世界中の人々が平和であるようにと思う心と心がFURTOPIANといことでデザインしました。きれいな毛皮をあえて燃やし、穴を開けることで、今の世界を表現しました。きれいなだけが美しさではないと感じさせる作品です。
太田 裕美 Hiromi Ohta
東京モード学園
地球の青さ(空、海)と自然の緑を融合させた。自然をイメージしたファーをつかったトップスは、肌ざわりも良く優しい雰囲気をかもし出す。ボトムの青さも全体をさわやかに、美しくグラデーションで優しさを表現。
多田 実季子 Mikiko Tada
マロニエファッションデザイン専門学校
触れ愛、きれいで豊な地球のためにというテーマを考えたとき、動物愛護についてのデザインを思いつきました。昨年のネットでの仔猫虐待画像中継といういたましい事件から、地球上に共存する動物、その中でも、人と共に生活するペットをイメージした作品です。
三嶋 浩二 Koji Mishima
名古屋モード学園
和。
加藤 久美子 Kumiko Kato
名古屋モード学園
毛皮素材をあえてカジュアルなオーバーオールで作ってみたらおもしろいのではないかと思ってデザインしました。毛皮と聞くと、高級で上品なイメージをもっている人も多くいると思うけれど、このアイテムなら毛皮がぐっと身近なものになると思います。
舩戸 順子 Junko Funato
名古屋服飾専門学校
人間と自然のつながりと大切にしたい。
鸙野 愛 Ai Hibarino
杉野服飾大学
普通、ファーというと、外側にあるものですが、せっかく素敵な肌触りなのにもったいないと思い、内側に上下ともファーをつけてみました。更に、毛皮イコール高価なものという概念を私自身が持っているのに、それを少しでも無くす為に、丈の長めのブルゾンと脇にシャーリングが入ったシルクのパンツの組み合わせにしました。
側 三奈紀 Minaki Gawa
大阪モード学園
フォックスのファーのコートを女の子らしくカジュアルダウンしたデザイン。ボリュームを下の部分に集中させ、CUTEなデザイン。
吉原 洋平 Yohei Yoshihara
東京モード学園
極端なものの組み合わせを考え、クラシカルドレスとファーとのコンビネーションをデザインした。近代以前の西欧において、自然は共存共栄のパートナーではなく、支配すべき野蛮な対象だった。この当時の価値観からは有り得ないコンビを現代に打ち出すことによって、人間の美的感覚の進歩を知ることができるに違いない。
金 美晶 Mee Jung Kim
杉野服飾大学
毛皮のゆったり感を維持しながら女性のセクシーさを生かすデザインがポイントです。細い毛と豊富な毛のバランスが上品さをアピールします。
長原 啓 Akira Nagahara
フリーランス
「FURTOPIAN-触れ愛」というテーマを「自由に身体にのる毛皮」と考え基本的にサイズフリーのプルオーバーを提案致します。ベース地の裏面にはマグネットシートが数か所配されていて、着用時に任意に形態(ひだ)を形成します。摘みや捲れによって毛皮の部分が様々な表情を見せる事を狙います。
古田 雅行 Masayuki Furuta
フリーランス
ミンクボールを表地にうめこむようにして、立体感のあるコートです。インナーは、ミンクボールのみでつなげて作るワンピースです。
矢野 英明 Hideaki Yano
石神毛皮(株)
裁断の落としを集めて“余す”ところなく作ります。作品を凹凸をつけて立体的に折り紙をイメージしました。