JFA FUR DESIGN CONTEST 2014 – 活かそう自然からの贈り物 –
グランプリ
河上 遥 Haruka Kawakami
名古屋モード学園
ピカソのキュビズム時代に描かれた「座る女」からデザインをしました。テープ状にしたレザーをパッチワークのように繋げて立体感のあるカラフルでアートなスタイルを提案。
素材:サファイアミンク/パステルミンク/デミバフミンク/バイオレットミンク/シルバーフォックス/ブルーフロストフォックス(saga furs®)、レッキスラビット
サガ・ファー賞
小池 優子 Yuko Koike
エスモード・ジャポン東京校
日本の伝統的な柄がインスピレーションソースです。北欧の毛皮と日本的で大胆な色・柄が交わることにより、パッショナブルで明るい毛皮の表情を出すことができました。毛皮そのものが持つ、美しい毛の流れの中に、大小ちりばめた柄が組み合わさり、全体的に、大きな動きと、立体感が出るように心がけて制作いたしました。
素材:フォックス、レッキスラビット、ラビット
REMIX2015 Fainalist
アメリカン・レジェンド賞
石野 愛弥 Ami Ishino
一般
Adam Summersの透明骨格標本からインスピレーションを受け美しいグラデーションの色合いと透明感のある軽やかさを表現した。半透明の豚皮とファーを模様を描くように使用する事で、ファーの持つ美しさ華やかさはそのままに、密度の高さから感じられる重苦しさを軽減させる。
素材: レッキスラビット、ホワイトミンク/ダークミンク/サファイアミンク(Kopenhagen Fur®)、ブルーフォックス(saga furs®)
nafa賞
野中 優 Yu Nonaka
名古屋モード学園
絵本作家として有名なエドワード・ゴーリーの本に登場する男をイメージしました。段刈りのラビットファーを矢羽に組み合わせることでヘリンボーンの柄を作りっています。ゴーリーのイギリス人のような作風をイメージしたスタイルに毛の長いフォックスをアクセントに加えています。
素材:ラビット、プラチナフォックス/シャドーフォックス(saga furs®)
ASIA REMIX2015 Finalist
コペンハーゲンファー賞
玉木 郁実 Ikumi Tamaki
神戸ファッション専門学校
メスの気を引く為にとてもカラフルになるオスのオシドリ。赤や緑のグラデーションを白と黒で引き締める…本能が生み出した完璧な配色。高度な染色技術でファーをグラデーション染色し、オシドリの美しい姿を表現しました。
素材: ホワイトフィンラクーン(saga furs®)、レッキスラビット
HKFF賞
丸地 把奈 Hana Maruchi
名古屋学芸大学
長く受け継がれる毛皮の服を意識して、昔から未来まできっと変わらない自然の美しさをインスピレーション源にしました。秋の風で揺れるススキが雲の間から見える風景をファーで表現します。サラサラと揺れるススキは毛足の長いファーで、揺れると光る現象を毛先に箔プリントし、美しい風景をそのまま美しい洋服にします。
素材: シルバーフォックス/ゴールデンアイランドフォックス(saga furs®)、ロシアリス、ラビット、ヌートリア
入選作品
石田 瑞季 Mizuki Ishida
金城学院大学
レッキスラビットから得たファーで生命を感じさせる作品。手触りとあたたかさの両立を目指したデザイン。そこからは安心感も得ることができる。手首やスカートのすそ部分でしめることにより極力外からの寒さを防ぐが、それでいて運動を妨げないやわらかさがある。
素材:レッキスラビット、ゴールデンアイランドフォックス/ブルーフォックス(saga furs®)
稲田 真矢 Maya Inada
名古屋ファッション専門学校
北極の氷と北極熊の関係性に着目しました。グレー、パープル、グリーンのグラデーションはオーロラのイメージです。衿や袖、さらに氷モチーフのショルダーバッグには、レザーにブルーのプラチナフォックスのトゲを付けて表情を持たせました。北極熊の透明の体毛を白く輝かせる理由となっている散乱光がイメージです。
素材:プラチナフォックス(saga furs®)、カルガンラム、レッキスラビット
徐 東熙 Seo Dong Hee
東京モード学園
アンデルセンの童話‘みにくいアヒルの子’からインスピレーションを受けて醜いアヒルの子が白鳥になる美しさを表現
素材: チンチラ、ブルーフロストフォックス、シルバーフォックス、ブルーアイリスミンク、サファイアミンク、ホワイトミンク
下田 匠 Takumi Shimoda
文化服装学院
毛皮といえば冬のもの。そんなイメージを払拭したくてデザインしました。薄くて軽い素材をベースに、毛足を極端に短く切った毛皮を叩きつけることで、軽やかさと細やかな柄を演出しました。また柄に関してはレースのモチーフを参考に爽やかさを感じられるように心がけました。
素材: レッキスラビット、フィンラクーン(saga furs®)
内村 円悠 Enyu Uchimura
文化服装学院
今回、私が着目したモチーフは蛾です。蛾のふっくら、毛が生えている胴体には力強さを感じ、羽からは誰かを誘っているような怪しい妖艶さを感じます。ファーを使用する事と蛾をモチーフにすることで、人々の目を魅了する、長く見ていても飽きない、触ってみたくなるような作品にしました。
素材: シャドーフォックス/ホワイトミンク(saga furs®)、サファイアミンク(Kopenhagen Fur®)
李 美好 Lee Mi Ho
文化服装学院
東洋画によく使われている墨と岩絵の具の多様な色彩からインスピレーションを受け、FURの派手さをくわえ、パワフルな感じを表現したかったです。前みごろの鯉は刺繍を入れたり、FURをつけたりして仕上げたいと思っています。
素材: チベットラム、ホワイトミンク(saga furs®)、サファイアミンク(saga furs®)
水野 夢子 Yumeko Mizuno
大阪文化服装学院
人間には欲がある。食欲・睡眠欲・性欲。人が本能的に持つ欲が満たされた時、人は肥満となる。脂肪をため込み、衣を余分に使い、エネルギーを消費する肥満型体型よりインスピレーション。そこに現れる“綺麗になりたい”という現代の二次的欲求と、満たされすぎたことによる人の混沌とした感情を服としてビジュアル化しました。
素材: ブラックグラマ(American Legend®)、アークティックフィンラクーン(saga furs®)、シルバーブルーミンク(Kopenhagen Fur®)
澤山 莉那 Rina Sawayama
大阪文化服装学院
3D技術が一般化し4D、5D技術が広がっていく現代。立体から新たな手法へ。3Dである洋服を新たな次元に見せるにはと研究しさらに浮きでて見えるようなOP ARTからインスピレーションを受けたパターンを2種類のファーを使用し切り替えてさらに凹凸感を出す。シルエットはキューブのような立体で表現する。
素材:ブラックミンク/ホワイトミンク(saga furs®)
森口 由香子 Yukako Moriguchi
大阪文化服装学院
女性なら必ず訪れる更年期。更年期障害をいう頭痛やめまい、肩こりや不眠など様々な症状や、イライラしたりうつなどの症状もでる。そんな更年期を自分の次なるステップへの進化、レベルアップ状態という見方に変え、力強く生きる女性をファーと滑り止めシートを加工した生地を使用し表現しました。
素材:シルバーフォックス(saga furs®)、ラビット
青木 春七 Haruna Aoki
文化服装学院
キルケゴール著『死に至る病』が言う絶望について自分なりに解釈し、建築と現代アートから発想しました。毛足の違うファーをパズル状に組み合わせて立体的にし、非本来的な自己になろうとする絶望を表現します。柔らかな生地にファーをのせ軽やかさを出し、着やすいファーによって不安から解放されるような服を提案します。
素材:ブルーフォックス(saga furs®)、ホワイトミンク(Kopenhagen Fur®)
ASIA REMIX2015 Creative Design Award
熊田 侑里子 Yuriko Kumada
愛知文化服装専門学校
スポーティでスタイリッシュなファッションに注目し、直線や繋がった線を多く取り入れることによって、アクティブなイメージにしました。ファーのみで重たいスタイルにならないよう、レザーの切り替えを部分的に加えアクセントとし、ポイントにしました。
素材:ビーバー(NAFA Northen®)、サファイアミンク/ホワイトミンク(Kopenhagen Fur®)、ラビット
山本 月香 Tsukika Yamamoto
名古屋モード学園
Rainbow eucalyptusをモチーフにデザインしました。北半球で自生する唯一のユーカリ属の植物で、時間が経つに連れ樹皮が剥がれ、色が徐々に変化していきます。その美しい自然の美をカラフルな毛皮で表現し伝えたいです。
素材:ブルーフォックス/ホワイトミンク(saga furs®)、レッキスラビット、カルガンラム、ラビット
知脇 マリエ Marie Chiwaki
名古屋モード学園
古代エジプトの壁画にえがかれた色彩やかで力強い色づかいや柄からインスピレーションを受け、豪華で派手なワンピースをデザインしました。ボーダーとストライプを、体のラインを意識して取り入れて、女性らしさもだしました。
素材:レッドフォックス(NAFA Northen®)、シャドーフォックス(saga furs®)、デミバフミンク(Kopenhagen Fur®)
伊藤 康貴 Koki Ito
上田安子服飾専門学校
水がしぶくさま、波立つさま、滝から落ちるさま。様々な情景を墨ひとつで描かれた墨絵。陰影や濃淡で表現されたそれらを、ファーそれぞれの色彩や特性を活かし、提案する。
素材:カルガンラム、トリノムートン、ラビット、チベットラム、アフガンラム、シャドーフォックス(saga furs®)