毛皮の構造と特性

構造

毛皮の構造

毛皮は文字通り「毛」と「皮」からできています。毛皮にとって重要な毛の部分は、刺し毛(さしげ)と綿毛(わたげ)から構成されています。 刺し毛は、上毛(じょうもう)とも呼ばれ、艶があって美しく、いろいろな色彩や斑紋がその動物の種類と特徴を表しています。英語では刺し毛をガードヘア(guard hair)といい、弾力性・耐水性の富み、その名の通り身体を守る役目をしています。 綿毛は、下毛(かもう)とも呼ばれ、刺し毛の下に映えている短く柔らかい毛です。英語ではアンダーファー(under fur)と言います。極めて細く密生しているので空気の層ができ、体温の発散を防ぎ防寒の役目をしています。毛皮の善し悪しは、この綿毛の密生の度合いによって決まるとも言えます。 良い毛質の条件として、 1. 刺し毛と綿毛のバランスが良いこと(特に綿毛の密度が濃い物) 2. 光沢の良い物、背筋が鮮明なもの。 3. 触った時にシルキーでソフトなものなどが挙げられます。

特性

毛皮の特性

1. 保温力・耐水性・通気性に優れている
弾力性と耐水性に富む刺し毛と、細く密生して生え空気の層を作り出す綿毛の二重構造により、保温力・耐水性・通気性に優れています。
2. ふわふわとした柔らかな感触と美しい光沢
心地よさや安心感を与えてくれるのは、天然素材の持つ特性でしょう。これを人工的に作るのは不可能です。
3. リフォームで長い間使うことができます
同じ種類の皮を継ぎ足したり、他の素材を加えたりするサイズ直しのリフォームをはじめ、コートをストールやバッグなど全く別のアイテムにしあげることもできます。